ケリンのVtuber布教用Vtuberとしての性能はすごい

この間知り合いが「Vtuber知らない人にVtuberを紹介したいときにケリンを見せるとだいたい面白がってくれる」みたいなことをツイートしていて、それはそうなるよなと思ったので。

 

ケリンははじめて触るVtuberとしてはほとんど最適解だと思っています。

なぜなら視聴にあたり前提として要求される知識量が他のVtuberと比べて圧倒的に少ないからです。詳細は以下のとおりです。

 

 

1.関係性萌え抜きでも面白い

いわゆる関係性萌えの要素が薄いので単体で見ても十分楽しめるのが良いですね。

視聴にあたってケリンの所属とか交友関係を知る必要はありません。

ケリンの動画にはいわながさんが度々出てくるけど、別にいわながさんを知っている必要はないんですよね。あれは単なる「雑なおじさん素材」なので、あのおじさんをにじさんじCOOと認識できなくても楽しめる。すごい。

別にエルフのえるも動画内では単に「ケリンがすこっているアイドルキャラ」でしかないので知っている必要はありません。最近はもうでてこないしね。

 

2.配信を楽しむためのリテラシーが不要

 同じサムネで1時間のアーカイブばっかり並んでるチャンネルだと「どれのどのシーンを見たらいいのかわからん」となりがちですよね。

その点3分くらいしかない動画ならとりあえず再生さえすれば面白ポイントを全部回収できます。全部見どころなので。 

動画だけで「こいつは走ったり叫んだり爆発するのが持ちネタなんだな」と理解できます。膨大なアーカイブからおもしろポイントを探し出す必要はないのです。

そのうえ面白さを理解するにあたり前後の文脈を抑える必要すらありません。ニコニコによく上がっているにじさんじの爆弾発言を切り抜いた動画との違いがまさにここにあります。  

 

3.キャラ設定や独自の文化ではなく、行動が面白い

ケリンは「外見は女キャラだけど実はおじさん」とか「女子高生設定だけど中身は明らかに30代」みたいな多層構造を持つキャラではありません。

基本的にこうした複雑なキャラ設定のVtuberは楽しむにあたって概要欄を読んだり配信から察したりする必要がありますし、場合によってはコールアンドレスポンスめいたお決まりのネタを事前に知っておく必要もあります。

一方でケリンは走って跳んで爆発するのが面白いので、いきなり動画を見ても大丈夫です。「3分でわかる」すら不要です。

挨拶が「よう、ケリンだ!」で済んでしまうのってすごいですよね。

 

 

 

ケリンは予習無しかつ単体で楽しめるようにデザインされており、それがVtuberという存在に初めて触れる際には何よりの強みになるのだと思います。

単に人気Vtuberの紹介もいいけれど、新規を呼び込むという点ではこうした手っ取り早く簡単に楽しめるVtuberを選ぶ必要があると思っています。

 

比較的早い時期からVtuberにハマった人にとってはキズナアイやシロなどがその役割のVtuberでしたが、正直毎日投稿は質にムラがあり、これらを新規に今おすすめできるかといえばそうではないかな…という感じです。

面白い回を選んで紹介すれば一時的に興味を惹くことはできますが、そのあと新規の方が自分で動画を選んで見た時に「なんかいまいちだな」ってなったらそれまでだしね。

 

 

これを書いてて自分だったら誰を勧めるかなーと思いました。

賑やかじゃないほうがいいなら赤月ゆに、尺を度外視するならKMNZとかかな。

なんか思いついたら書くかもしれません。